【コーコス信岡】アンテナ3本!!高感度ウェアが続々誕生image_maidoya3
ここ数年、コーコスの作業服は変わった、とよく聞く。まず、ウェアのコンセプトが明確になった。輪郭がハッキリした、狙いと意図がストレートに伝わってくる商品が多くなった。ユーザーは製作者の想いを感じ、自分がウェアに求めるものを意識できるようになった。ヒット商品が数多く生まれ、また新しいコンセプトへと変化を遂げる。
 今回は、そんな化学変化を引き起こした中心人物、企画部主任の林さんにご登場いただき、「今、ワークウェアに求められるもの」について、お話を伺った。
 

コーコス信岡
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コーコス信岡・企画部主任の林威喜さん
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広島県福山市にある、コーコス信岡本社内のショールーム
「ワークウェアのカラーはもともと、紺とかグレーが中心でした。こうした中、当社では、1990年代にグリーンなどのカラーユニホームをリリース。他社に先駆けたこのシリーズはヒットして、現在の主力シリーズのベースとなっていきました」(企画部主任・林威喜さん)。
  以来、ユニホームのトレンドを先取りするようにして、シーズンごとに新作を送り出してきた同社だが、開発上の苦労は絶えないという。なぜなら、「カジュアルウェアとは異なり、ワークウェアは着る方の安全性などを最優先し、機能性を追求するがために仕様上の制約が多いからです。ポケットのサイズや位置など、変えることができない部分も多々あるのです」と林さん。
  ちなみに同社の「GLADIATOR」のコンセプトは「戦う男の鎧」で、アメリカンテイストをふんだんに取り入れている。一方、「ANDARE SCHIETTI」はイタリアンテイストの新定番だ。林さんは、「ファッションは基本的に、アメリカンとヨーロピアンテイストに二分できるように思います。それぞれの魅力を、それぞれ2つのブランドに振り分けながら今後も展開していきたいですね。そして常に新しい要素を模索していき、なおかつ作業着としての、基本を大切にするユーザーの保守性にも配慮しながらということになりますが。私の役割を音楽に例えると、さまざま要素を吸収しつつ分析しながらリズムに乗せてまとめる、ラップミュージシャンといった感じでしょうか」と、本社会議室に我々取材チームを温かく迎えてくれた林さんは力強く語ってくれた。
 
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コーコス信岡本社のエントランス
 

    

【A-1150シリーズ】

ワーキングウェアのネオスタンダード。エコマーク認定、防汚加工といった五つ星機能搭載の男女対応シリーズ。


【A-3350シリーズ】

古き良きアメリカン・クラシックのイメージを踏襲。こちらも「ファイブスター」五つ星高機能がポイント。