さらけ出せ、と銘打ったその美人コンテストは、一風変わった趣向で選考を行っていた。参加者たちは一人ひとりステージに上がり、その場で洗顔を命じられるのだ。これはダメ、次。これもダメ。入念に施した化粧が流れ落ちてしまうと、女たちは続々と失格を告げられた。第二段階に進むことができた一握りの女たちも、指示に従ってドレスを脱いだ後には、やはり水準以下だと判定されて舞台から引きずり降ろされていった。その時涙を飲んだある女は、当時の様子を振り返って、こう語っている。あの時は、まるで内臓の中まで調べられている気分だったわよ。メイクを剝がされて、服も取り上げられて、あいつら、人間ドッグの検査官みたいだった。こんなことされて、最後まで残った人間がいるとは驚きだわ。ねえ、私たちに何が足りなかったって言うの?入念に顔を作る、思いっきり着飾る、そうやって美を競うのが当たり前じゃない。それを否定するなら、くじ引きでもすればいいのよ。美に関心がない美人コンテストなんて、聞いたことがないわ。そう、彼女が言う通り、その大会に出場していた女たちのほとんどは、世間では文句のつけどころのない美人で通っていた。それが認められなかったのは、この大会の主催者が美しさの定義に対して、一般的な解釈とは違う観点を持っていたからなのだ。審査員たちが最終的に選んだのは、最初から化粧などしていないひとりの素朴な女性だった。人目を引くような華やかさがなく、誰も彼女に注目していなかったから、観客は審査結果を知ってざわついた。ところが、トロフィーを渡す段になってスポットライトが彼女一人に当てられると、会場は静まり返ってしまったのだ。装飾のない彼女の地顔からは、さっき生まれたばかりのような美しさが立ち昇っていた。会場の席にいた観客の一人はその時の感動を、独特の表現で振り返っている。彼女はすっぴんのまま、誰をも納得させてしまったんだ。本物の美人は、化粧を必要としないってことを思い知らされたよ。彼女は全てをさらけ出し、僕らを手招きしているかのように見えた。弾力に富んだボディーの奥深くに、妖艶で情熱的なアレが潜んでいるのが想像できた。泥のように温かそうなその蜜に一旦絡め捕られてしまえば、精も根も尽き果ててしまいそうだったけど、それでも飛び込みたいと思わせる何かがそこにはあったんだよ。マテリアルは混じりっ気なしの武骨な綿素材。そしてスタイリングは装飾を省いてプレーンに徹した実用主義。それでもそこはかとない色気が伝わってくる、正真正銘の美系ギア。裏地はボリューミーなボア仕立て。多少の雨ならはじく撥水加工付き。*この商品はサイズによって販売価格が異なります。別サイズをお求めのお客様は、「関連商品」欄をご覧ください。
■ メーカー:クロダルマ
■ 型番:57391

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