奇跡の転生!見事なカムバック!あの伝説の4441シリーズに、今新たな命が吹き込まれた!初めに断っておくが、これから申し述べる事項は、全てまいど屋の個人的見解である。ひとによっては、あるいは寅壱の商品企画担当者ですら、まいど屋の話とは正反対の意見を持っている可能性は十分にある。古典を翻案したその手際があまりにスムースで巧妙だったため、このウェアが全く新しいスタイルだという理解にも、それなりの説得力があるからだ。そして出来上がった商品の完成度は、当の寅壱自身さえ、開発のいきさつを忘れてしまうのに十分な力があるからだ。まいど屋が注目したのは、寅壱がこの商品を熱く語る際に発する、肉厚感とソフトな風合い、そしてボディー表面に見られる独特の毛羽立ち、の3ワードだ。それは長きにわたってワーカーを魅了してきたあの4441シリーズの特徴に一致する。彼らはそれを意図せずか、もしくは本心を隠しながらか、そのいずれかの理由で頻繁に使っていた。だがどちらにしたって、その事実はまいど屋に、4441にとうとう後継モデルが誕生したということを確信させた。実際、あれほどのヒットシリーズに続編がないことが不思議だったんだよ。この新シリーズのしたたかなところは、先述の通り、数十年の歴史を持つ4441を全く連想させない所にある。先代の優れたDNAを受け継ぎながら、ほとんど別物に見えるような進化を遂げたマテリアル。最旬の感性でプレゼンされた精悍なシルエット。着心地も、見た目も、確かに4441とは似ても似つかない。だが、よく目を凝らしてみれば、そこには確かにレジェンドへの熱いオマージュがある。誰が何と言おうと、そうに違いないぜ。身体の動きに驚くほどフィットしてストレスを与えないストレッチ性に、まいど屋は技術の進歩を実感している。そしてそんな風に密かにチューンナップされたマテリアルのパワーに圧倒されながら、同時に、寅壱の表現力に舌を巻いている。カーゴポケットを効果的に使った精悍な顔立ち。ラフなスタイルを強調しながらも、ジャーマンクロスの織柄が都会的な洗練を匂わる。膝部は屈伸をスムースにサポートする3Dカッティング。股部は180度の開脚が可能なガゼットクロッチ仕様。裾のもたつきがないジョガータイプ。
■ メーカー:寅壱
■ 型番:3620
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