混乱してしまいますね、こういうキャラ設定は。ドラマの脚本であれば、間違いなく低視聴率で途中打ち切りになってしまいます。意識高い系のアウトロー。心優しき反逆者。物語にそんな人間が出てきたら、ウソ臭くて視聴者はついてこないんですよ。強面はあくまでおっかなく、最後までアウトレイジでいてくれなきゃいけない。悪役は悪役で、とことん悪くなきゃいけない。香川照之が演じる善良な人間には、今後二度と感情移入ができなくなってしまったように、我々は相反する性格が併存している状態に対して、強い拒否反応を示します。要するに、トヨタイムズの取材先は銀座のクラブであるべきで、狼藉の一部始終を収めた動画も見応えあるよとでも言ってくれない限り、我々は納得できないわけですよ。それなのに、どうしてこんな企画が通ってしまったんでしょうね。修羅場を潜り抜けてきた者だけが醸し出すヴィンテージな表情。大胆に刻まれた腿の蛇腹は、普通の人生を送ることを拒否する決意を示しています。一般人では近寄りがたい風貌ですよ。我々は、コイツは半グレだと直感する。暴れまわるのにふさわしい、アメージングストレッチの運動性も、そうした推測を裏付けている。ところがですよ、そんな絵に描いたような極道に対し、コーコスの脚本家はドン引きするほど不自然な性格設定を行った。アフリカ産100%のコットンをあえて使用し、貧困問題の解決に貢献する。加工工程では使用する水や電力、薬品を削減し、サステナブルな経済活動を推進する。世界で働くみんなを笑顔に。地球に優しくして人類を幸せに。何ですかね、その優等生ぶりは。生産打ち切りになりたくなければ、悪人なのか、いいヤツなのか、どっちかに決めてくれませんかね。プロ仕様のワークウェアをカジュアルなセンスで再構築するグラディエーターシリーズ商品。*「裾コードホール」に通すヒモは本製品には付いておりません。*丈つめをすると、「裾コードホール」はご使用できなくなります。
■ メーカー:コーコス信岡
■ 型番:G-4005
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